関西学院大学 総合政策学部 リサーチ・フェアに参加
大用ゼミから3チームが研究成果を発表
関西学院大学 総合政策学部・総合政策研究科では、2024年11月15日(金)・16日(土)の2日間にわたり、「リサーチ・フェア」が開催されました。本フェアは、学生たちが日頃の研究成果を発表し、相互に学び合うことを目的とした学内イベントです。
今年度は多数のゼミが参加する中、大用ゼミからは3チームが出展し、それぞれの専門分野に根ざしたユニークな研究を披露しました。

▲ 村上幹汰さんと野方美佐さんの研究発表の様子
まず、村上幹汰さんと野方美佐さんのチームは、「自閉スペクトラム症と過集中 ~自動検知と通知システムの活用~」というテーマで、ASD(自閉スペクトラム症)傾向を持つ人々の“過集中”状態をテクノロジーで検지し、適切なタイミングで周囲が介入できる支援システムの開発に取り組みました。社会課題への深い洞察と実装可能性の高い提案が注目を集めました。

▲ 笠垣朱音さんの研究発表の様子
次に、笠垣朱音さんは、山田ゼミとの合同チームで「ドローン空撮を用いた山田錦の発育状況把握の効率化」に挑戦。日本酒の原料として知られる酒米「山田錦」の成育状況を、ドローンと画像解析技術によって効率的にモニタリングする手法を提案し、農業分野へのデジタル技術の応用可能性を示しました。

▲ 奥村菜々美さんの研究発表の様子
さらに、奥村菜々美さんは「画像認識技術を活用したダンスのパフォーマンス向上支援」というテーマで、ダンサーの動きをAIで解析し、技術的な改善点を視覚的にフィードバックする支援ツールの設計を発表しました。芸術とテクノロジーの融合を目指す本研究は、実践的な応用にも期待が寄せられました。

▲ ゼミメンバーの写真
大用ゼミでは、学生一人ひとりの興味関心を尊重しながら、学際的なアプローチで社会課題の解決を目指しています。今後も、学生たちの多様な挑戦に注目が集まりそうです。